焼成会
専修部による企画です。概要は「どの様な活動を…?」をご覧ください。
令和5年度「秋の焼成会(研修会)報告」
《告知1》
コロナも一段落し日常の生活を取り戻しつつありますが、会員の皆様いかがお過ごしですか?今や年に一度の焼成会も残念ながら年々参加者が減少しています。
昨年は参加者9名、作品重量12s程でした。大きな技能文化会館の窯は必要なくなり、経費削減・省力化の考えで、今年は専修部長宅のガス窯にて焼成することとなりました。
釉薬は以下の通りです。
@唐津ワラ白AトルコマットBそば釉C青織部D飴釉E斑唐津F黄瀬戸G黒天目H朱赤IルリマットJオリジナルラスター釉K青白交趾L織部M木灰透明Nヒワ貫入
そして専修部在庫の10種類の釉薬を加え25種類以上の釉薬が体験できます。
会場が狭くなりますので、ご不便をお掛けするとは思いますが是非ご参加くださるようお願いします。詳細については次号にてお知らせ致しますが9月3日受付を予定しています。
《告知2》
前回の「友の会だより」でご案内したように、下記日程で「秋期焼成会」を行います。今回は会場が技能文化会館ではありませんので、ご注意ください。(※会員限定)
〇「作品引渡し」については参加重量により受付時にご案内いたします。
〇「焼成費」は1000円/1s
※受付時素焼き済み作品を持参した方は希望により当日釉掛けも可能です。
※(その場合は10日に来る必要はありません。)
《報告》
今年度の「焼成会」は、井上部長のご厚意により部長宅の「ムサシ陶芸工房」にて下記の日程で無事に終えることが出来ました。
9月3日(日) 受付 作品搬入
9月10日(日) 釉薬掛け
10月8日(日) 作品引渡し
近年開催規模が縮小気味でしたが今年度は参加人数も作品個数も増加しました。
その結果、本焼は3回に分けて、素焼きを入れれば延べ4回も部長には窯を焚いていただく結果となりました。
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今回もテーマを決めないで行いましたが、来春の「第44回作品展」の特設コーナーの課題が「どんぶり」であり、持ち込まれた作品もどんぶりや鉢物が多かったようです。
初日の作品持込日は、素焼きを終えた方もあり早速「釉薬掛け」を行う方も見られました。人気の釉薬は、昨年充実したもの(5月発行の第185号ご参照) オリジナルラスター釉、青織部に斑唐津の合せ掛けなど普段使えない25種類にも及ぶ釉薬を利用することが出来、焼き上がりに大きな期待が膨らみました。
作品は手の込んだものも見られ今回の報告では詳しくお伝えしきれないので、来春の「作品展」での展示を楽しみにしてください。
井上部長には会場を提供頂いたばかりか、素焼き・本焼き合せて4回も窯焚きをやって頂き改めてお礼申し上げます。今後に繋がる今回の「焼成会」でした。
参加人数 10名
作品数 53個
作品重量 18.41s
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令和4年度「秋の焼成会(研修会)報告」
《告知》
「秋期焼成会」の日程が決まりましたのでお知らせいたします。
※昨年同様、釉薬を一新しましたのでこの機会に是非ご参加ください。
コロナ禍で会員皆様ともお会いできない日々が続いていますが、今や年に一度の「焼成会」です。楽しいひと時を過ごしましょう。少しでも「焼成会」が楽しめるよう企画いたしましたので、是非ご参加くださるようお願いいたします。
尚、さらなるコロナの感染拡大により中止の可能性もありますので、その連絡の為、参加希望者はFAXにて「参加希望」と書いて「氏名・電話番号」をお知らせください。(中止の場合のみ連絡いたします)
《報告》
9月25日(日)今年度の「秋の焼成会」が無事終了しました。
参加人数9人 作品数34点 重量約12kg 釉薬:唐津ワラ白、青織部、斑唐津、飴釉、トルコマット、木灰透明など
今年は、コロナ禍や猛暑の影響もあって体調を崩したり、作陶に気持ちを奮い立たせるのに苦労した人が多かったようです。それでも陶芸を愛する面々、作品も集まり焼成に至りました。
新会員の深川さんは、黄瀬戸・タンパンの皿や角大皿など7点を焼成、「考えていた以上の出来栄え」と満足顔。
常連の池見さんは黒天目と朱赤の二重掛けの一輪挿しに「早速、玄関に置く」とのコメントでした。
また井上部長から、最近は会員数や焼成量が減少してきているため、経費削減の一環として焼成費の見直し、参加者あるいは作品数を増やす方策などを検討していく提案がなされ、専修部として確認しました。
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令和3年度「秋の焼成会(研修会)報告」
《告知1》
たびたびの緊急事態宣言下で、なかなか終息を見ないコロナですが、長期戦になるともいわれています。withコロナの考えのもと、感染対策をしながら例年通り「秋期焼成会」を実施する予定です。今年は釉薬を一新するべく準備をしています。
具体的には以下の通りです。
@唐津ワラ白AトルコマットBそば釉C青織部Dチタン窯変釉E飴釉F斑唐津G黄瀬戸(酸化)H黒天目I朱赤Jその他。EとFで朝鮮唐津、@とC、HとIの掛け分けも面白いと思います。
少しでも焼成会が楽しめるよう企画しましたので是非ご参加くださるようお願いします。☆詳細については次号にてお知らせいたしますが9月を予定しています。
《告知2》
「秋期焼成会」の日程が決まりましたのでお知らせいたします。
4月号でも紹介したように、今年は釉薬を一新しましたので、この機会に是非ご参加ください。コロナで会員皆様ともお会いできていませんので、楽しいひと時が過ごせますように!
《報告》
《日程と主な内容》
○9月4日(土)
「技能文化会館」において作品の受付
【素焼・釉掛・本焼を経て】
○9月18日(土)
作品の引き渡しが無事終了しました。
(出品者)10人 (作品数)101 点(34.8s)
内容は、大小の皿や鉢類、まな板皿、向付、カップ類、徳利や猪口など多彩な作品が持ち込まれました。中でもにぎやかなのは、皆が集まって行う釉掛です。
釉の種類が多く(唐津藁白、斑唐津、トルコマット、蕎麦釉、青織部、黄瀬戸、黒天目、朱赤、透明釉など)あれこれ迷うのも楽しい場面です。単色では、青織部、黄瀬戸、トルコ、藁白が多く、あとは掛け合わせと様々でした。
一方、本焼後にせっかくの作品に亀裂が入ったり、思い描いた色合いにならなかったりという場面もありました。以上、次回、皆さまのご参加をお待ちしております。
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令和2年度「秋の焼成会(研修会)報告」
今年は特にテーマは設けず、専修部がこれまで受け継いできた釉薬の中から、各自の好みの釉薬を伺いそれを用意しました。
《日程と主な内容》
○9月27日(日)受付
9人の会員が参加し作品数は66点でした。個人所有の窯では限界のある大壺、花瓶、大皿、大鉢をはじめとしてセット皿や向付、徳利,ぐい呑みなど力作が持ち込まれました。
○10月11日(日)待ちに待った釉掛け
最も多かったのが織部釉、次いで白萩釉、黄瀬戸、瑠璃などでした。
○10月18日(日)作品の引き渡し
思いのほかの出来栄え(?)に満足の笑み。本来なら参加者が集まってお茶をしながら歓談で盛り上がるところですが、今年はコロナの影響で引き渡し後、早々に解散しました。少し残念なのは参加者が年々少なくなってきていることです。
専修部へのご意見や希望などいつでもお寄せください。お待ちしております。
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平成31・令和元年度「秋の焼成会(研修会)報告」
令和元年のテーマは、「鼠志野」。
「志野焼」はあこがれの一つですが、なかなかその機会に恵まれないのが実情です。そこで今回も井上専修部長のガス窯をお借りすることになりました。
参加者は9人で、ぐい呑、茶碗、向付、皿など多様で約20sでした。ぐい呑だけで20個以上出す人もいました。
9月29日(日)に関内技能文化会館に作品を持ち寄り、下地に鉄化粧を施したり、鉄絵模様を描いたりしました。
これらを10月6日に素焼13日に井上宅に集まり釉掛を行い、その後2回に分けて窯を焚いていただきました。
素焼き窯詰
釉掛け
井上さんの感想では1回目は釉薬が厚めにかかったものは変化が少なかったため2回目ではあまりにも厚く掛かったものは少し拭き取ることで薄っすらと緋色が現れたようです。
本焼き窯詰
焼成(還元)
1月10日(日)作品を手にする日が来ました。参加者の顔には少なからず満足の笑みがこぼれ、ほかの作品と比べたり、お互いに批評しあったり楽しいひと時を過ごしました。まずは成功か!?
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平成30年度「秋の焼成会(研修会)報告」
《告知》
今年の焼成会の研修テーマに「飛びカンナ」を取り上げてみました。
この技法による器物はよく目にしますが、意外と自分で作る機会が少ないのではないでしょうか。
生乾きの鉢や皿などに白化粧を施し、弾力のある板状のスチールカンナを当てて作る帯状の模様に特徴があり、大分県の小鹿田焼や福岡県の小石原焼などの伝統技法の一つとなっています。
いずれも日常使う生活雑器としてとても味わい深いものがあります。ぜひ、この機会に多くの方のご参加をお待ちしています。
なお、今年度は「飛びカンナ」の研修のみとし、「焼成会はお休み」にいたします。これは会員のほとんどが、個人窯や別の陶芸教室などの窯で焼成していることから利用希望が年々少なくなってきたためです。(作った飛びカンナ作品の焼成希望があれば別途有償にてその用意はあります。)
【飛びカンナ実施内容】
[日時] 2018年9月16日(日)午前10時から午後3時まで
[場所] 横浜市技能文化会館6階作業室
[各自用意するもの] ・生乾きの器物2〜3点(素地は褐色系の陶土)
[参加費] 無料
[その他] 専修部で用意するもの(白化粧、刷毛、飛びカンナ、ろくろ等)
《報告》
今年は9月16日(日)に技能文化会館において、飛びカンナ技法の習得を目指して研修会を実施しました。
参加者はちょっと寂しい7人( 23作品)でしたが、ロクロ3台を駆使して思い思いの模様(?)を刻みました。
とは言うものの、白化粧泥を塗り程よく 乾いたところでカンナ当てますが、土が乾きすぎてカンナが弾かれ、逆に柔らかすぎてカンナが弾けず上滑りするなど結構苦戦を強いられました。
それでも何回か挑戦するうちに、そこそこ 飛びカンナ模様を形成することができました。 カンナ技法の難しさとともにその醍醐味を味わった研修会でした。 焼成は各自が行いますが、1月の作品展に展示できることを願っております。
化粧掛け
カンナ掛け
完成
平成29年度「専修部秋期焼成会」を終えて
近年、毎年テーマを決めて焼成会を行ってきましたが、今年は「型おこしによる織部製作」になりました。型が少ないと一同に製作できないと事前に(3月)部員にて石膏型を製作し準備しての焼成会となりました。
織部の独特な形状、絵柄をこの機会に勉強し「オリベイズム」を体験できたらと思います。
《日程と主な内容》
○8月27日(日)織部製作
9:00よりそれぞれが思い思いの型を使い談笑しながら製作に取り掛かる。事前に型は用意できていたので、待つ人はなく、その後無心に・・。
○9月3日(日)作品受付
○9月10日(日)釉掛け
・織部の独特な絵柄図(本橋さん提供)を参考に鬼板と弁柄の2種類で絵を書き織部用透明釉と織部釉との掛け分け。
・絵具の濃度、掛け分けが意外と難しい。
○9月17日(日)引渡し、懇親会
・完成作品を見ながら製作の反省やら工夫をしばし歓談。これが一番勉強になり楽しい時間でもある。
・その後出き上がった器に持ち寄った料理を盛り付け、懇親会では話はつきない。
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織部焼は、千利休の弟子であった武将茶人・古田織部によって始められたと言われています。その特徴は斬新さにあり、あえて歪な形状を施し、市松模様や幾何学模様といった大胆な文様を施す趣向は、それまでの整然とした茶器とは大きく異なり日本特有の文化であるといわれていることは皆様よくご存じだと思います。そんな織部の一端を垣間見れた 焼成会になったと思います。
お疲れ様でした。(井上 明)
平成28年度『専修部焼成会 粉引 終わる』
恒例の焼成会、今年のテーマは「御本手粉引」です。日ごろ粉引に挑戦してみたいと思っても素地土や化粧土さらに焼成方法などクリアーしなくてはならない課題があり敷居が高いのが実情です。そんなこともあってか参加者は、昨年よりも7人多い19人でした。粉引への魅力や関心の強さが感じられました。
特に今回は専修部長の井上さんの工房(ガス窯、作業場等)を利用させていただくことになりました。また、例年焼成会は9〜10月に実施してきましたが、この時期は都合により窯が使えなくなるため今年は5月になりました。
日程と主な内容
5月8日(日)
作品受付と化粧土の生掛け(午前10時と午後1時の2回に分散)
〇 参加者 19人
〇 作品点数 90点
〇 粘土重量 27.25kg
この日は参加者の多くが、井上さんご用達の赤土を分けてもらって制作した生乾きの作品を持ち込み、それに各々が化粧土(これも井上さんのブレンド)を掛けました。生掛けのため、乾燥させすぎたために折角の器が形崩れしてしまったものや、揃いの方形皿6点とも縁や角に亀裂が生じてしまったものなどがありました。皿の方は後日、井上さんが濡れタオルに包んで成形しなおし生掛けした結果、見事な粉引皿に変身しました。
5月22日(日) 釉掛け(同じく午前、午後に分散)
この日は、この間に素焼きしていただいた作品の表面をペーパーやすりで調整してから各自で透明釉を掛けしました。
6月19日(日) 作品引き渡し(午前11時全員)と会食会 待ち望んだ作品との対面日。
どの作品にも見事に淡紅色の斑点や、中には器の内側にリング状の紅色が表れており、どなたも自分の作品を手にしながら満足そうな笑みに包まれていました。
至福の瞬間です。その様子を見ながら井上さんもニコニコ顔、同時に無事責任が果せたという安堵感でホッとしていたのではないでしょうか。
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この後、全員で工房近くのファミレスで昼食会。食べながら飲みながら、出来上がった作品の中で気に入ったものを見せながら一人ひとりが思いを語りました。また、井上さんから今回の「御本手」に纏わる苦労話も話してくれました。一口に御本手といっても、その表れ方は本焼きでの焼成タイミングによって、「紅斑(こうはん)」と「半使(はんす)」の2種類に分かれ、前者は主に薄紅色で輪郭がぼやけた大き目の斑点に対し、後者は色が濃く小さ目の斑点が集まっているのが特徴だそうです。
今回は、その中の紅斑を狙って950度から1180度まで還元焼成し、そのあと酸化に切り替えたということでした。
ご自分で挑戦なさりたい方は、ぜひ井上さんに詳しく聞いてみてください。
いずれにしても、今回の「御本手粉引」の成功には研究熱心な、しかも参加者の知らないところであれこれと配慮していただいた井上さんのおかげであり、全員が心から感謝の拍手を送りました。本当にお疲れ様でした。(専修部 田村)
平成27年度 秋期焼成会報告
昨年に引き続き木の葉天目にスポットを当て、第2回目の焼成になりました。
昨年の反省と経験をもとに、今回は天目焼成済作品に木の葉を乗せるという昨年と違う手法を採用し事前に数回試し焼きをしてからの挑戦となりました。
日程
9/6日(日)10:00〜 作品受付
17日(木)9:00〜 素焼窯入
18日(金)17:00〜 素焼窯出・・・アクシデント発生(何故か素焼できていない)
20日(日)9:00〜 自宅にて素焼きされ当日持ち込まれた作品のみ釉掛け
21日(月)9:00〜 再度素焼窯入
22日(火)17:00〜 素焼窯出
23日(水)9:00〜 釉掛け→窯詰→点火
25日(金)17:00〜 窯出
27日(日)10:00〜 引渡し後、懇親会
上記のように18日の素焼窯出時に素焼きが出来ていないというアクシデントが発生(過去にも一度有ったが、その時は停電が原因だった。今回は?)。
その為21日急きょ再素焼をし、その後の日程にどうにか合わせることが出来ました。参加者及び部員の皆様のご協力に感謝いたします。
作品受付時
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窯詰
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27日の引渡し日には、木の葉が出ているか、それぞれが不安な様子で教室に入ってこられ作品の出来栄えというより、まず木の葉が出ているかに話が集中したように思います。その後暫し陶芸談義で盛り上がり、それがまた明日への活力になるのではないでしょうか。最近土とご無沙汰しているという方は居ませんか、駄目ですよ。是非一度ご参加下さい。(昔、高村会長時代に、「仕事ばかりして……作陶しなくちゃ駄目だよ」と言われたことが思い出されます。)
引渡し
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結果
@参加状況
参加者 12名
作品点数 104点
作品重量 29.53s
A木の葉天目について
焼成済み作品に木の葉を乗せたものが高い確率で転写された。(写真@参照)
木の葉に金液、弁柄、下絵具、ケイ酸ソーダ等試みた。(写真A参照)
B他の釉薬作品について
年に一度の焼成のためか、水分が蒸発し濃度管理が難しく今後の管理方法を再検討する必要あり。
写真@
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写真A 金液
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写真A 下絵具
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恒例の参加者一品持ち寄りでの懇親会でまたまた大いに盛り上がりました。いつもながら広報の小松さんより今旬の栗ごはんと秋刀魚の差し入れを頂き感謝。
来期に向けて
6年程前から専修部で粉引に力を入れています。(平成21年益子にて白化粧研修)
今まで酸化で焼成してきたが、今回還元で焼成したものと比較し、更なる化粧土の配合、焼成法等検討し、来年度は「粉引」をメインテーマにする予定です。(専修部 井上明)
還元にて粉引焼成
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平成26年度 「木の葉天目」にチャレンジ 秋期焼成会、盛会裏に終わる!
恒例となった秋の焼成会。今年の目標は、木の葉天目。
9月7日の作品受付には、15名、118点の素焼き作品(平ワン、ソバチョコ、皿、深鉢など)が持ち込まれました。
木の葉天目は初めてという方が多く、さっそく下村、本橋両氏提供の黒天目釉を掛け、器の大きさに合った椋の葉を裏側を上にして入れ、素焼きの押さえを載せてこの日の作業が終わりました。(後日750度で素焼き)
9月21日の釉薬掛けには、9名が参加、34点の素焼き作品が持ち込まれました。各自の好みに合わせて、織部、黄瀬戸、白萩などを施釉、また呉須やベンガラなどで絵付けする方もいました。
9月28日、待望の作品引渡には15名が参加、自分のものや人の出来具合にしばし会話が盛り上がりました。今回は「これぞ木の葉天目!』という作品は出現しませんでしたが、自分の作品の中に、薄ら、べったり、時には一部分など矯めつ眇めつ葉の姿を求めて「ほら、傾けると見えるわ」「どれどれ何処に」、揚句は、押さえの素焼きの方に葉の形がはっきり写っているものなど話題は尽きません。この後、出来上がった作品に、持ち寄った料理を盛り付け、アルコールで一段と盛り上がりました。
今回の焼成では、素焼き温度、釉薬の濃度、椋の葉の状態など更に調査検討すべき点も見つかり、次回も再挑戦したいという声がたくさんありました。みなさんお疲れさまでした。
参加者数3日間 延39名
作品数 152点
粘土量 32.5kg
この他、窯の出入れ等5日間に延16名の専修部員が出ました。
*会報(2014年11月15日160号)に参加者の感想が寄稿されています。ぜひ合わせてお読みください。
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